<20日目> 東北地方ツーリング〈復路〉(仙台長町、相馬、浪江駅、双葉町、富岡町、楢葉町、いわき市)
2016年7月16日(土)晴れ
仙台長町~いわき市(走行距離170㎞)
福島県の相馬市、南相馬市、浪江町、双葉町、富岡町、いわき市の地名は、新聞やテレビでよく見かけます。
町の中を走ると、震災の大きさや東電福島第一原発事故の影響を目の当たりにします。
復興中の町はどのホテルも満室でした。
🏍️バイク旅20日目、スタート!
相馬市で「震災伝承コーナー」を見学
道の駅「そうま」 震災伝承コーナー
仙台のホテルを10時出発。4号線で岩沼まで走る。近くに仙台空港がある。さらに6号線(陸前浜街道)を南下し、亘理(わたり)町、山元町へと進む。
福島県に入り、新地町、相馬市を通り、道の駅「そうま」に到着。昼食後、「震災伝承コーナー」を見学する。
南相馬市内の田畑が雑草地に
相馬市から南相馬市を走行中、遠くの田畑が緑一色で美しく見えた。近距離から見ると、一面が雑草地になっていた。
原発事故がなければ、稲穂が風でそよぐ季節である。
「浪江駅」は閉鎖中!
震災・原発などで営業停止 ケース内のボトルが倒れる
浪江町に入り、JR常磐線「浪江駅」に立ち寄る。駅のドアは施錠され、構内の飲料ケースは散乱。駅周辺の商店街も閉ざされていた。
(2017年4月1日、東京電力福島第一原発事故と東日本大地震で運休が続いていたJR常磐線の浪江(浪江町)~小高間(南相馬市)が6年ぶりに運行開始になっている。)
「双葉町~富岡町」は通行禁止
川内・ 浪江・双葉・いわき
浪江町を出て双葉町へ向かうと、一旦停止の合図があった。
一瞬「スピード違反かな」と思ったが、そんなにスピードは出していない。
交通係員に「双葉町から富岡町までは、福島原発の影響で放射線量が高く、歩行者と二輪車の通行を禁止しています」と言われた。
迂回ルートを教えられ、浪江から常磐富岡までは常磐自動車道で迂回することにした。
「除染作業中」の旗と土壌汚染の袋を見る
浪江インターへ向かうと、114号線(富岡街道)沿いの商店や民家は閉ざされていた。
沿道に「除染作業中」の旗が立ち、民家の庭先が除染され、土壌汚染の袋が詰まれている。
高速道路でも放射線量計を設置している。
常磐富岡インターで降りると、36号線沿いの商店や民家も閉ざされていた。
(浪江町は2017年3月31日に、富岡町は4月1日に帰還困難区域を除いて避難指示が解除されている。)
検問所で職務質問される!
検問所で職務質問を受ける
巡回中のパトカー2台とダンプカーにすれ違った。双葉警察署を右折し、再び6号線を南下する。
しばらく走ると、「東電福島第一原発」の標識が見え、車の往来もあったので左折する。その先の検問所で、職務質問を受ける。
これ以上は進めなかった。
いわき市内でミニバブル?
折り返して、6号線を南下。楢葉町、広野町を通り、いわき駅に到着。
駅周辺のホテルはどこも満室。
少し離れた場所でホテルを見つけ、ビジネスホテルアサヒに泊る。17時00分到着。
いわき市で泊まる
ホテル関係者らしき人が「震災当時、いわき市内のホテルはどこも満室だった。目ざとい業者は二束三文で土地を購入し、サウナ付カプセルホテルを作り、新築マンションがあっという間に完売。いわき市内にミニバブルが起きていた」と話していた。
まとめ
仙台市出発:10時00分
いわき市到着:17時00分
走行距離:170㎞
給油料金:1,346円(@111/12.13ℓ)
宿泊施設:ビジネスホテルアサヒ
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