<20日目> 東北地方ツーリング〈復路〉(仙台長町、相馬、浪江駅、双葉町、富岡町、楢葉町、いわき市)

2022年1月19日

2016年7月16日(土)晴れ
仙台長町~いわき市(走行距離170㎞)

福島県の相馬市南相馬市浪江町双葉町富岡町いわき市の地名は、新聞やテレビでよく見かけます。

町の中を走ると、震災の大きさ東電福島第一原発事故の影響を目の当たりにします。
復興中の町はどのホテルも満室でした。

🏍️バイク旅20日目、スタート!

相馬市で「震災伝承コーナー」を見学

仙台のホテルを10時出発。4号線で岩沼まで走る。近くに仙台空港がある。さらに6号線(陸前浜街道)を南下し、亘理(わたり)町、山元町へと進む。

福島県に入り、新地町、相馬市を通り、道の駅「そうま」に到着。昼食後、震災伝承コーナー」を見学する。

南相馬市内の田畑が雑草地に

相馬市から南相馬市を走行中、遠くの田畑が緑一色で美しく見えた。近距離から見ると、一面が雑草地になっていた

原発事故がなければ、稲穂が風でそよぐ季節である。

「浪江駅」は閉鎖中

浪江町に入り、JR常磐線浪江駅」に立ち寄る。駅のドアは施錠され、構内の飲料ケースは散乱。駅周辺の商店街も閉ざされていた。

(2017年4月1日、東京電力福島第一原発事故と東日本大地震で運休が続いていたJR常磐線の浪江(浪江町)~小高間(南相馬市)が6年ぶりに運行開始になっている。)

「双葉町~富岡町」は通行禁止

浪江町を出て双葉町へ向かうと、一旦停止の合図があった。
一瞬「スピード違反かな」と思ったが、そんなにスピードは出していない。

交通係員に「双葉町から富岡町までは、福島原発の影響で放射線量が高く、歩行者と二輪車の通行を禁止しています」と言われた。

迂回ルートを教えられ、浪江から常磐富岡までは常磐自動車道で迂回することにした。

「除染作業中」の旗と土壌汚染の袋を見る

浪江インターへ向かうと、114号線(富岡街道)沿いの商店や民家は閉ざされていた。
沿道に「除染作業中」の旗が立ち、民家の庭先が除染され、土壌汚染の袋が詰まれている。

高速道路でも放射線量計を設置している。
常磐富岡インターで降りると、36号線沿いの商店や民家も閉ざされていた。

(浪江町は2017年3月31日に、富岡町は4月1日に帰還困難区域を除いて避難指示が解除されている。)

検問所で職務質問される!

巡回中のパトカー2台とダンプカーにすれ違った。双葉警察署を右折し、再び6号線を南下する。

しばらく走ると、「東電福島第一原発」の標識が見え、車の往来もあったので左折する。その先の検問所で、職務質問を受ける
これ以上は進めなかった。

いわき市内でミニバブル?

折り返して、6号線を南下。楢葉町、広野町を通り、いわき駅に到着
駅周辺のホテルはどこも満室。
少し離れた場所でホテルを見つけ、ビジネスホテルアサヒに泊る。17時00分到着。

ホテル関係者らしき人が「震災当時、いわき市内のホテルはどこも満室だった。目ざとい業者は二束三文で土地を購入し、サウナ付カプセルホテルを作り、新築マンションがあっという間に完売。いわき市内にミニバブルが起きていた」と話していた。

まとめ

仙台市出発:10時00分
いわき市到着:17時00分
走行距離:170㎞
給油料金:1,346円(@111/12.13ℓ)
宿泊施設:ビジネスホテルアサヒ