<12日目> 北海道一周ツーリング 博物館網走刑務所、オホーツク流氷館、知床斜里駅、オシンコシン滝、ウトロ漁港、知床五湖、知床横断道路、しべつ海の公園)

2022年1月18日

2016年7月8日(金)快晴
網走市~標津市(走行距離212㎞)

網走まで来たら「博物館網走監獄」は見逃せません。当時の受刑者の暮らしや北海道開拓との関わりを知ることができました。オシンコシン滝ウトロ漁港のゴジラ岩を見て、知床五湖を散策します。そして、宿探しで標津まで走ります。

バイク旅12日目、スタート!

博物館網走監獄で北海道開拓史を知る

網走セントラルホテルを9時50分出発。網走駅でタクシー運転手さんに道順を教えてもらい、238号線を左折し39号線を走ると、右側に網走湖があり、石北本線と並進すると、左手に「博物館網走監獄」が見えた。

明治・大正期の歴史的な建造物や囚人が切り開いた北海道開拓の歴史などを見て回る。彼らの過酷な労働によってツーリングルートの一部が開拓されたのだろうか。そう思うとやりきれない気持ちになる。

博物館を後にして、高台へ上がると「天都山展望台オホーツク流氷館」に到着。オホーツク海と網走市街を一望する。

再び39号線・238号線に戻り、244号線(斜里国道)を走行中、右手の濤沸湖(とうふつこ)あたりで横風を受ける。道の駅「はなやか(小清水)」で休憩後、JR釧網本線の知床斜里駅に立ち寄る。

オシンコシンの滝で冷気をもらう

244号線は334号線(知床街道)へと続き、海岸沿いの山間をひたすら走る。途中、オシンコシンの滝に立ち寄る。駐車場から滝の落下地点まで遊歩道が続く。断崖から60m下に流れ落ちる水しぶきは迫力満点である。駐車場内で、自称「露天商」からメロンを買って食べる。

ウトロ漁港でゴジラ岩を見た

しばらく334号線を北上すると、ウトロ漁港の手前でゴジラに似た岩を見つける。北海道各地に「ゴジラ岩」と呼ばれる奇岩の類はいくつもあるが、高さ15mのウトロの奇岩はもっともゴジラらしい。

知床五湖を散策

いよいよ知床半島である。知床五湖へ向かう途中、エゾシカの親子が道路を横切る。高架木道を20分ほど歩くと1湖に出る。展望台で美しい湖と知床の大自然を楽しむ。世界自然遺産の知床半島の原生林を見るため、大勢の観光客が訪れていた。

無料の混浴露天風呂に浸かる

知床五湖から戻る途中、「岩尾別温泉ホテル地の涯」の看板を見つけ、木立の中を走る。宿は満室だった。折角だから、ツーリングマップル記載の無料の露天風呂」で汗を流す。小さな蚊みたいな虫がおり、急ぎ上がる。

知床横断道を走り、羅臼へ

再び334号線に戻り、知床横断道路でオホーツク海側から根室海峡へと走る。羅臼岳を横目に知床峠から太平洋越しに国後島を見る。山並みを走るワインディング道路はとても快適である。335号線を南下し、羅臼で宿を探すと、素泊まり1万5千円と言う。財布と相談しパスする。

日本最北端SS第218号給油証明書をゲット

334号線から335号線に変わる信号を87号線へ入り、羅臼橋を渡ったところで給油する。ガソリンスタンドで「日本最北端SS第218号給油証明書」をもらう。バイクが汚れていたので、雑巾を借りて拭き、ついでに高圧洗浄で車輪を洗ってもらった。

ガソリンスタンドにいた客が、「今夜、宿が決まってないなら、温泉宿をあたってやるよ」と携帯で電話するも、なかなか連絡がつかないようだった。しかし、親切な人もいるものだ。

標津町の先は、北方領土・国後島!

羅臼を南下し、宿探しで走るが、一向に見当たらない。仕方なく、標津町まで走る。途中、道路脇でやせ細ったキタキツネを発見した。

しべつ海の公園」の観光案内所に立ち寄り、宿を紹介してもらう。キャンプ場ではテントを張ったライダーがいた。今夜は「よしだ旅館」で宿泊とする。19時00分到着。

地図を見ると、標津町の浜から24キロ先は、北方領土の「国後島がある。

まとめ

網走市出発:9時50分
標津町到着:19時00分
走行距離:212㎞
給油料金:1,676円(@127/13.20ℓ)
宿泊施設:よしだ旅館