<13日目> 北海道一周ツーリング (根室駅、納沙布岬、霧多布岬、火散布、厚岸駅、釧路駅)
「根室本線・終着駅」「納沙布岬」「霧多布岬」と聞けば、なんだか旅情を感じます。今日も岬の突端を目指し、多くのライダーと会い、ピースサインを交わします。霧多布岬の高山植物、快適な絶景ロード、釧路地方の霧など、変化のある大地を走ります。
🏍️バイク旅13日目、スタート!
路面に「シカ注意」!
直線道路が続く
標津のよしだ旅館を8時50分出発。野付湾に沿って244号線を南下。さらに根室湾の風連湖沿いを走り、44号線で根室半島の突端にある「納沙布岬」を目指す。
美しい海岸線を横目に直線道路とアップダウンの快適な道が続く。
道路面に「シカ注意」と書かれている。根室半島でエゾシカに遭遇していないが、特に早朝や深夜は危ないようだ。
根室本線の「終着駅」に立ち寄る
根室本線、根室駅
「終着…雪の根室線」「残雪根室本線」という演歌がある。「終着駅」という言葉に哀愁とロマンを感じ、根室本線の「根室駅」に立ち寄る。
平屋建ての駅舎だが、乗客はいなかった。駅前で神戸・宝塚のライダーに会い、「3週間の休暇を取って旅行中。これから納沙布岬へ向かう」と言う。
納沙布岬の先は歯舞群島
根室市・納沙布岬に立つ
44号線から35号線を走ると、根室半島先端の「納沙布岬」に到着。本土最東端の岬に道内最初の白亜の灯台が立つ。根室半島の鼻の先にあるのが歯舞群島である。
ひっきりなしにやってくるライダーの数が、岬の人気を物語る。自衛隊員の方に碑の前で写真を撮ってもらう。
請望苑の売店で「納沙布岬到達証明書」を購入する。
2016.7.9 納沙布岬到達証明書
セイコーマート根室幸町で142号線に出る道を教えてもらう。歯舞漁港に出て、厚岸方面へ向かう。
142号線(北太平洋シーサイドライン)は根室本線と並進しており、昆布盛、落石を通り、浜中町まで進む。
霧多布岬に咲く高山植物
霧多布岬にて
予定を変更し、「霧多布岬」にも行くことにする。納沙布岬から霧多布岬への道は、直線が多く、アップダウンもあり、まさにマイ・ウエイだった。
釧路市と根室市の間に位置する浜中町の霧多布は、名前のとおり、霧がたくさん出る土地でもある。
霧多布岬に咲く高山植物 霧多布岬に咲く高山植物
霧多布岬の断崖に打ち寄せる荒波は白く砕け、自生の高山植物は美しい花を咲かせていた。
「霧多布」は霧の町
霧多布岬・寿司ひらので食事
ツーリングマップル掲載の「寿司ひらの」で昼食。店主が「この辺りは霧がよく出ますよ」と言っていたが、霧多布岬を下ると、霧がかかって来た。ガソリンが少なくなり、火散布のガソリンスタンドで給油。店の従業員にも「この先、霧が濃くなるところがありますので気をつけてください」と言われた。
釧路地方の霧は、摩周湖にも
JR厚岸駅前
太平洋側は霧で視界が悪く、時速60㎞以下で走行し、ようやく厚岸駅に着く。
釧路地方の霧は、海上で発生した霧がそのまま南風に乗って到達したものである。
暖かく湿った空気が急激に冷やされると、その中の水蒸気は、行き場を失って霧となる。
厚岸道立自然公園
摩周湖の霧の発生は、太平洋沖で発生した霧が内陸80kmまで侵入し、摩周湖の外輪山を乗り越えて湖の低いところに流れ込むことに起因するようだ。
釧路駅前の庶民的料理店
釧路駅前 釧路駅近くで食事をする
厚岸から44号線(根釧国道)で深い森の中を延々と走り、釧路駅に向かう。
途中で鹿が交通事故に遭っていた。スーパーホテル釧路駅前で宿泊する。18時00分到着。
駅近くで夕食を取る。オジさん一人で切り盛りする庶民的な店だった。
まとめ
標津町出発:8時50分
釧路駅到着:18時00分
走行距離:306㎞
給油料金:1,596円(@120/13.3ℓ)
宿泊施設:スーパーホテル釧路駅前
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