<11日目 >北海道一周ツーリング (ノシャップ岬、宗谷岬、サロマ湖、旧卯内原駅、網走市)
2016年7月7日(木)晴れ
ノシャップ岬~網走市(走行距離352㎞)
今日は、北海道に上陸してから4日目。ノシャップ岬に立ち寄り、最北端の宗谷岬へ向かいます。オホーツク海側を走ると、浜頓別、興部、紋別、網走といった北海道らしい地名が出てきます。
見渡す限りの草原です!「北海道」のスケールの大きさに感動します。
バイク旅11日目、スタート!
ノシャップ岬の先は利尻島・礼文島
小さなホテル燈 しゃれたキーホルダー
昨夜(7月6日)の「小さなホテル燈」は、落ち着きのある雰囲気のホテルだった。
室内のドアやベッド、テーブル、イス等は淡いグリーンのヘルスウッドを用い、飾り物も質素である。
旅立つ前にコーヒーと半熟卵をいただく。9時30分、ノシャップ岬に立ち寄る。
ライダーは岬が好きだ!
風が強くても、海鳥は止まる
地が果て、道の尽きるところに岬がある。ノシャップ岬の海面は、朝の陽光を受け、キラキラと輝く。
駐車場に着くと湘南ナンバー2台、徳島ナンバー3台のバイクあり、ライダーが次々とやって来る。そして、宗谷岬やオロロンラインで天塩方面へと旅立っていく。
最北端の宗谷岬に立つ
バイク・間宮林蔵・日本最北端の地の碑
日本最北端の地・宗谷岬にて
11時30分、ついに「宗谷岬」に到着!日本最北端の地の碑の手前に間宮林蔵像があり、その先はサハリン(樺太)である。
宗谷岬にライダーが次々と集まる!
札幌ナンバーの人、広島ナンバーの舞鶴経由で来た女性、大洗から苫小牧経由で来た八王子ナンバーのカップルライダーもいた。
到達感を胸に込め、最北観光で「日本最北端到着証明書」を購入する。
はるかなる地平線を走る
どこまでも続く道
宗谷岬の地碑を見て左側が日本海、右側がオホーツク海である。宗谷岬を後にして、オホーツク海の大海原を間近に見ながら238号線(宗谷国道)を南下する。
海岸沿いや山間部を抜けると牧草地を貫く真っ直ぐな道が続く。北海道でなければ存在しえない道である。
バイクとすれ違いに、ピースサインをする。元気よく手を振ってくれたときはうれしいものである。
旅人と再会する
道の駅に集まるバイク
猿払村、浜頓別、枝幸町、神威岬を経て、道の駅「マリーンアイランド岡島」でホタテカレーを食べる。
何気なく隣のテーブルに目をやると、宗谷岬で会った「札幌ナンバーの人」も食事をしている。
駐車場に名古屋、神戸、山梨、横浜、湘南、大宮、足立ナンバーなどのバイクが並ぶ。
ライダーにとって北海道は憧れの地である。
オホーツク海からサロマ湖畔へ
オホーツク海の横風を受けながら、緑一色の直線道を走る。海側の緑地では、牛がのんびりと草を食んでいた。
途中、「自動速度取締路線」の標識があり、行き交う人はスピードを抑えぎみに走る。
238号線(オホーツク国道)を雄武町、興部町、紋別市へと走り、道の駅「愛ランド湧別町」で休憩する。
旧9600型蒸気機関車 旧国鉄の卯原内駅跡地
サロマ湖岸を走ると「網走」の標識が頻繁に出てくる。17時30分、能取湖(のとろこ)の南岸にある「網走市鉄道記念館」に到着。
1987年廃線の旧国鉄勇網線の卯内原駅(うばらないえき)跡地には、9600型蒸気機関車と客車が展示されている。
ジャズの店「ランサム」で食事
ホテルの間取り図 ジャズの店「ランサム」
網走湖を右手に走ると、ようやく網走駅に着く。駅周辺で宿探しをすると、東横インではデラックスタイのみあり、他のタイプは満室。隣接のホテルも満室だった。
駅から少し離れたところで、網走セントラルホテルを見つけ予約する。18時50分到着。
シャワーを浴び、ホテル周辺の町を散策。商店街を歩くと「定食(生ビール付)1000円」の看板を見つけ、2階のジャズの店「ランサム」に入る。
表看板には「ランサムの今年からの営業方針―ランサムを開業してから、今年で40周年を過ぎようとしています。
私も月日を数えて早70才になりましたので、今年からは無理をせず、ゆっくりと楽しみながら営業したいと思いますので、皆様には今後ともよろしくお願いします」とある。
(2018年の夏にランサムを訪れたときは、売店舗の看板がかかっていた。残念!)
寂れた町にヤクザはいない
夕方の網走商店街
女性一人で切り盛りしている店だが、「昔、網走にもヤクザがいたが、町が寂れ、稼げなくなったのか、今は一人もいない」と懐かし気に話す。
室内にピアノ、ギター、サックス、ドラムなどがあり、かつては大勢の客で賑わっていたことが想像できる。
人との出会いを楽しむ女主人のようだった。帰り際に「元祖わさびの種」をもらう。
まとめ
稚内市出発:9時20分
網走市到着:18時50分
走行距離:352㎞
給油料金:1,587円(@128/13.4ℓ)
宿泊施設:網走セントラルホテル
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