<8日目>北海道一周ツーリング〈日本海側〉(函館駅、五稜郭、白神岬、松前城、乙部温泉)

2022年1月18日

2016年7月4日(日)快晴
大間崎→函館港~乙部町(走行距離221㎞)

今日から憧れの大地、北海道へ上陸!
早速、函館駅へ行き、五稜郭では大勢の外国人が観光を楽しんでいます。228号線で海沿いを走り、白神岬で「白神岬到達証明書」をゲットします。「松前城」を見学後、上ノ国町、江差町を通り、乙部町へ。今夜は「バリアフリーホテルあすなろ」に泊まります。

大間港・津軽海峡フェリー

️バイク旅8日目、スタート!

カーフェリー(大間→函館)に乗る

朝7時発の津軽海峡フェリーに乗船するため5時に起床。大間町海峡保養センターを6時に出発する。昨夜、バイクは自分だけだったが、駐車場に5台のバイクが停まっている。

大間~函館間のフェリー運賃は、旅客+バイク大型で計4,830円。バイク、自動車の順で乗船する。一番乗りで乗船し、バンドでバイクを固定してもらう。

遠ざかる大間港を船上から眺めていると、開放感に包まれる。一路、北へ北へと。波は穏やかだが、航行スピードは思った以上に速く感じた。

出会いが紡ぐ旅の醍醐味

いろいろなバイクが集う

カーフェリーに乗るのは、今回で2度目。いつもワクワクする。船内では、保養センターで会ったCB1800宮城ナンバーの男性とバイク談議をする。北海道を目指すライダーだから打ち解けるのも早い。

大きな船体が函館港にゆっくり着岸する。「自動車、バイクの運転手さんは、車両甲板にお戻りください」と船内アナウンスが流れ、駐車フロアの階段を降りる。大間港を出航してから、1時間30分で函館港に着いた。

憧れの地、北海道に上陸

巨大ゲートが轟音を響かせ、徐々に開くと、船内に薄明かりが差し込んできた。気持ちの高ぶりを表現するかのようにライダーたちは、愛車のエンジンをかけ始める。

自動車が先に下船し、バイクが続く。いよいよ夢に見た北海道ツーリングの始まりである。

JR函館駅、五稜郭へ

早速、バッグからツーリングマップル「北海道」を取り出す。

JR函館駅へ立ち寄る。さらに函館市内を走り、開国から幕末動乱に至るまで激動の時代を駆け抜けた五稜郭に到着。

高さ107mの五稜郭タワーを見上げると、青空に白い雲が浮かんでいた。公園内を散策すると、箱館奉行所のまわりに大勢の中国人観光客がいて、写真を撮ってもらった。

タクシー運転さんに松前への道順を尋ねると、「実は、私もCBに乗っている」と言い、しばらくバイクの話に花を咲かせる。

北海道ツーリングは時計回り

北海道を時計回りでツーリングする。228号線(福山街道・松前街道)を起点に津軽海峡沿いを走る。途中「道南いさりび鉄道」の貨物列車とすれ違う。「木古内駅」や「こもれび温泉」の看板を横目に走り、福島峠手前のセブンイレブンで昼食を取る。

白神岬到達証明書をゲット

峠越えは冷えると思い、事前にレインウェアとネックウォーマーを着用する。福島峠を経て、北海道松前町最南端の岬の「白神岬展望台」に到着。対岸の龍飛崎を間近に望み、道の駅「北前船松前」で「白神岬の到達証明書」を購入(300円)。

キャンピングカーの旅人

展望台広場で足立ナンバーのキャンピングカーの男性に声をかけられ、「大洗→苫小牧ルートで乗船し、函館経由で松前まで来た。7月末までの旅行予定。今日が6日日目。今日はこの近くで車中泊」と話す。

日本最北の松前城へ

道の駅から手前の信号を1つ戻り、左折すると小高い丘に建つ「松前城」に到着。松前城は、幕末にロシア艦隊などの来航に対する北方警備が目的で築城された城で、日本最北で北海道唯一の平城である。三層の白い天守閣が印象的である。観光案内所の「激安ホットコーヒー150円 花守」の看板につられ、アイスコーヒーを注文する。

北海道南西部の乙部町で宿泊

松前城を出発し、228号線(追分ソーランライン)は高台を走り、眼下の海を眺めながら、日本海沿いをひたすら北上する。小砂子トンネル(1038m)を通り抜け、道の駅「上ノ国もんじゅ」で休憩。228号線は229号線へと続き、江差町伏木戸町のガソリンスタンドで給油。時刻は17時過ぎ。給油中の人に「小樽まで何時間くらいかかりますか」と尋ねると、「まだ4時間くらいかかりますよ」と言われ、宿探しに切り替えた。

走行中、「乙部温泉いこいの湯」の看板を見つけ右折。左手にホテルがあった。今夜は「バリアフリーホテルあすなろ」で宿泊。17時30分到着。

ホテルはバリアフリータイプ

ゆったりとしたバリアフリーの部屋

大浴場に入ると5人組の旅人がいて、「新潟で船をチャーターし、イカ釣りをしながら北上、3日間でここまで来た」「チャーター船は、冷暖房、シャワートイレ、ベッド、風呂も完備していて快適だよ」「青森に帰るのも面倒だから、北海道まで来た」と陽気に話す。

ホテルの室内ドアは、カードをかざすとセンサーで開き、ベッドは2台あった。1台はリモコンで傾斜できるタイプ。洗面台やトイレのスペースも広かった。
大浴場には手摺りや歩行器が備えられ、洗場台も高く、マッサージ器は無料で使えた.

まさしくバリアフリータイプのホテルだった。

まとめ

大間港出発:9時30分
乙部町到着:18時30分
走行距離:221㎞
給油料金:1,094円(@117.8/9.29ℓ)
宿泊施設:バリアフリーホテルあすなろ