〈6日目〉日本縦断バイク旅―北関東・東北地方編
角館温泉~青森弘前駅(走行距離319km)
東京を出発し、今日で6日目。角館温泉から田沢湖へ向かい、八幡平の山頂を目指す。
さらに、尾去沢鉱山の観光坑道に入り、約1時間歩き回る。
十和田湖に立ち寄り、奥入瀬渓流に沿って走り、森林浴を浴びる。
秋田県から青森県に入り、弘前市内へ向かう旅である。
田沢湖を見る
2017年7月15日(土)。快晴。
8時45分、角館の武家屋敷を一周し、旅立つ。
46号線を北へ進み、341号線(角館街道)で田沢湖へ向かう。
山間の空気は澄み、清々しい。前を走る観光バスについて行くと、田沢湖に到着。
遊覧船に乗るでもなく、波打ち際で湖を見る。
田沢湖は国内で19番目に広い湖で、最大深度423.4mの日本一深いカルデラ湖。
秋田県仙北市にある淡水湖で一級河川の雄物川水系に属する。
八幡平・見返峠へ上る
9時45分、田沢湖を出発。341号線を北進し、八幡平へ向かう。
数本のトンネルを抜け、玉川ダムによって形成された人造湖「宝仙湖」沿いを走る。
23号線を右折し、八幡平を貫く山岳ルートを突き進むと、十和田八幡平国立公園に到着。
峠の駐車場に福岡、相模、多摩、仙台ナンバーなど10台くらいのバイクが駐車していた。
八幡平は、標高は1,541mで「見返峠」は岩手県と秋田県の県境に位置する。
山頂の所々に残雪があり、すこし肌寒い。
昨夜、旅館の冷凍庫で凍らせたペットボトルのお茶は、昼時でも解けていない。
展望レストランでカレーうどんを食べる。
尾去沢鉱山跡を見学
11時15分、八幡平を出発。
ブナの原生林に囲まれた山間の中を走り、341号線(281号線)に戻る。
鹿角花輪を左折し、約5㎞位走ると1,300年の歴史を誇る史跡「尾去沢鉱山」に到着。
銅鉱脈群採掘跡である。産出物は銅、金、銀。
観光坑道入口は、天然のクーラーのような冷気があり、上着が必要である。
日本最大級の尾去沢鉱山跡は、全長800㎞もある。
観光坑道は、総延長1.7㎞あり、見学に約1時間を要した。
坑道内に当時の作業員の様子が再現されている箇所がある。
十和田湖を見る
282号線(津軽街道)で毛馬内を通る。さらに、鹿角市小坂町付近を右折し2号線に入る。
樹林の中を縫って走り、十和田湖の南岸に到着。
十和田湖は、外輪山に囲まれたカルデラ湖で、奥入瀬渓流の源である。
周囲の長さは約46㎞と広大で、最深部の深さは327m。日本3位の深さを誇っている。
湖の周辺にはブナなどの自然林が広がっている。
和井内の湖岸で釣人を見かける。ヒメマスやワカサギが取れるようだ。
奥入瀬渓流沿いを走る
十和田湖を反時計回りに走ると、奥入瀬の道路標識が見えてきた。
子ノ口を右折し、十和田湖おいらせラインを走る。
深い森林に覆われた渓流は、千変万化の水の流れを生みだしている。
真横に流れる渓流を見てのツーリングは気持ちがよい。
「奥入瀬渓流」は十和田湖東岸の子ノ口から北東に位置し、焼山までの約14㎞にわたる奥入瀬川の渓流である。途中で折り返し、雲井の滝を眺める。
秋田県~青森県へ
十和田湖南岸からの復路は2号線を使わず、103号線(池和田道)で下り、毛馬内で282号線と合流する。
282号線を北上。大舘市付近で秋田県から青森県に変わり、津軽湯の沢で7号線に入る。
秋田県までは走りやすいカーブが続くが、青森県に入ると急カーブの連続である。
弘前市内を通り、弘前駅近くで泊まる。
まとめ
角館温泉出発:8時45分
青森弘前到着:19時20分
走行距離:319㎞
給油料金:1,740円(@123円、14.15L)
宿泊施設:ホテルハイパーヒルズ弘前
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