〈1日目〉日本縦断バイク旅―北関東・東北地方編
東京都八王子~栃木県日光市・中禅寺湖畔(走行距離229km)
わたしのライテクは「2016年日本一周ツーリング」で少し上達したようだ。
また自分流の旅スタイルも固まってきた。
今日から、2017年・日本縦断「北関東・東北地方編」のバイク旅が始まる。
東京都八王子市から埼玉県を通り、群馬県、栃木県へと走り、中禅寺湖へ向かう旅である。
旅のスタートは16号線から
米軍横田基地に沿って走る
7月10日(月)。快晴。朝9時八王子を出発。
八王子バイパスを走り、左入町を右折し、国道16号線と合流する。昭島市、福生市、瑞穂町、入間市へと進む。
途中、米軍横田基地の横を走る。16号線を走行中、飛行機の離発着はなく、基地内は穏やかである。
横田基地は立川市、昭島市、福生市、武蔵村山市、羽村市、瑞穂町の5市1町にまたがる国内最大級の米軍基地である。
16号を下って
あなたは、小田和正の「16号を下って」という曲をご存じだろうか?
歌い出しは「♪いつでも僕らは海へ向かった、16号を下って南へ~」である。
国道16号線は、神奈川県横浜市を起終点とし、首都圏を環状に結ぶ一般国道である。
東京近郊の主要な都市を結ぶため、交通量が多く、自動車の流れが良くない区間もある。
16号線は「左折後、右折する」の繰り返しが多く、1車線になると急に混雑する。
歌のようなロマンチックな道路ではないようだ。
埼玉県から群馬県へ
407号線は混む
16号線と別れ、埼玉県入間市の川原町交差点を左折し、407号線に入る。
いきなり1車線となり、ノロノロ運転が続く。
407号線は栃木県足利市を起点とし、群馬県太田市、埼玉県の熊谷市、東松山市、坂戸市を経て、入間市に至る延長64㎞の幹線道路である。
狭山市、日高市を過ぎると、鶴ヶ島市あたりで渋滞が始まった。
汗が体の中を流れ落ちる。とにかく暑い。10時40分頃、坂戸市内のコンビニで休憩する。
タンクまわりが熱くなる
坂戸市、東松山市、熊谷市へと走り、荒川大橋を渡ると17号線に合流する。
17号線を北西方向に向かい、本庄市へと進む。神流川を渡ると群馬県に入る。
佐波郡玉村町、高崎市までの道路は1車線のためノロノロ運転が続く。
バイクのタンクまわりが火傷しそうなほどに熱くなってきた。
17号線から120号線へ
高崎市を北上し、前橋市、渋川市に入ると車の流れがスムーズになってきた。
渋川のコンビニで休憩する。渋川市を抜け沼田市に入る。
このあたりを走ると「南魚沼」「新潟」の道路標識が何回も出てくる。
このまま北上すると、新潟県の越後湯沢、南魚沼市へと行けそうである。
沼田市内で17号線と別れ、120号線(沼田街道)に入る。
高原ルートを走る!
沼田から吹割の滝まで進み、山々に囲まれた街道を片品川に沿って走る。
群馬県の片品村に到着。さらに北西に進み、原生林に囲まれた丸沼高原を走る。
豊かな風景が広がる山間ルートのワインディング。
変化に富んだ多彩なカーブが、ライダーを楽しませてくれる。
群馬県から栃木県へ
丸沼高原から金精トンネルを抜け、栃木県日光市に入る。少し冷えてきた。
戦場ヶ原を通ると前方に中禅寺湖が見えてきた。
湖畔の東側に素敵な花々で彩られたレストランが目に入る。
今日の宿は、湖畔に面した民宿「白樺」とする。
バイク用の車庫として、レストラン横のシャッター付倉庫を貸してくれた。
民宿とレストランは一体経営のようだ。
営業時間の関係で先にメイプルレストランでの食事を促される。
室内には年代物のクーラーだろうか、日立の「ファンコイルユニット」が設置されている。
中禅寺湖畔から男体山を仰ぎ見る
湖畔の宿の前方は中禅寺湖。その右手奥に雄大な男体山がそびえ立つ。
奥日光の入り口に位置する中禅寺湖は、周囲約25km、最大水深163m。
男体山の噴火による溶岩で溪谷がせき止められ、原形ができたといわれている。
男体山は栃木県日光市にある標高2486mの火山であり、日本百名山の一つとされている。
どっしりとした円錐形の山容である。まるで茶碗を逆さにしたようだ。
今日は、東京、埼玉、群馬、栃木へと走る旅だった。
まとめ
八王子市内出発:9時00分
中善寺湖畔到着:17時40分
走行距離:229㎞
給油料金:1,719円(@121円、14.21L)
宿泊施設:民宿「湖畔」
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