<11日目 >北海道一周ツーリング (ノシャップ岬、宗谷岬、サロマ湖、旧卯内原駅、網走市)

2022年1月18日

2016年7月7日(木)晴れ
ノシャップ岬~網走市(走行距離352㎞)

今日は、北海道に上陸してから4日ノシャップ岬に立ち寄り、最北端の宗谷岬へ向かいます。オホーツク海側を走ると、浜頓別、興部、紋別、網走といった北海道らしい地名が出てきます。
見渡す限りの草原です!「北海道」のスケールの大きさに感動します。

バイク旅11日目、スタート!

ノシャップ岬の先は利尻島・礼文島

昨夜(7月6日)の小さなホテル燈」は、落ち着きのある雰囲気のホテルだった。

室内のドアやベッド、テーブル、イス等は淡いグリーンのヘルスウッドを用い、飾り物も質素である。

旅立つ前にコーヒーと半熟卵をいただく。9時30分、ノシャップ岬に立ち寄る。

ライダーは岬が好きだ!

地が果て、道の尽きるところに岬がある。ノシャップ岬の海面は、朝の陽光を受け、キラキラと輝く。

駐車場に着くと湘南ナンバー2台、徳島ナンバー3台のバイクあり、ライダーが次々とやって来る。そして、宗谷岬ロンラインで天塩方面へと旅立っていく。

最北端の宗谷岬に立つ

11時30分、ついに「宗谷岬」に到着!日本最北端の地の碑の手前に間宮林蔵像があり、その先はサハリン(樺太)である。

宗谷岬にライダーが次々と集まる!
札幌ナンバーの人、広島ナンバーの舞鶴経由で来た女性、大洗から苫小牧経由で来た八王子ナンバーのカップルライダーもいた。

到達感を胸に込め、最北観光で「日本最北端到着証明書」を購入する。

はるかなる地平線を走る

宗谷岬の地碑を見て左側が日本海右側がオホーツク海である。宗谷岬を後にして、オホーツク海の大海原を間近に見ながら238号線(宗谷国道)を南下する。

海岸沿いや山間部を抜けると牧草地を貫く真っ直ぐな道が続く。北海道でなければ存在しえない道である。

バイクとすれ違いに、ピースサインをする元気よく手を振ってくれたときはうれしいものである。

旅人と再会する

猿払村、浜頓別、枝幸町、神威岬を経て、道の駅「マリーンアイランド岡島」でホタテカレーを食べる。

何気なく隣のテーブルに目をやると、宗谷岬で会った「札幌ナンバーの人」も食事をしている。

駐車場に名古屋、神戸、山梨、横浜、湘南、大宮、足立ナンバーなどのバイクが並ぶ。
ライダーにとって北海道は憧れの地である。

オホーツク海からサロマ湖畔へ

道の駅愛ランド湧別町

オホーツク海の横風を受けながら、緑一色の直線道を走る。海側の緑地では、牛がのんびりと草を食んでいた

途中、「自動速度取締路線」の標識があり、行き交う人はスピードを抑えぎみに走る。

238号線(オホーツク国道)を雄武町、興部町、紋別市へと走り、道の駅「愛ランド湧別町」で休憩する。

サロマ湖岸を走ると「網走」の標識が頻繁に出てくる。17時30分、能取湖(のとろこ)の南岸にある「網走市鉄道記念館」に到着。

1987年廃線の旧国鉄勇網線の卯内原駅(うばらないえき)跡地には、9600型蒸気機関車と客車が展示されている。

ジャズの店「ランサム」で食事

網走湖を右手に走ると、ようやく網走駅に着く。駅周辺で宿探しをすると、東横インではデラックスタイのみあり、他のタイプは満室。隣接のホテルも満室だった。

駅から少し離れたところで、網走セントラルホテルを見つけ予約する。18時50分到着。

シャワーを浴び、ホテル周辺の町を散策。商店街を歩くと「定食(生ビール付)1000円」の看板を見つけ、2階のジャズの店ランサム」に入る

表看板には「ランサムの今年からの営業方針―ランサムを開業してから、今年で40周年を過ぎようとしています。
私も月日を数えて早70才になりましたので、今年からは無理をせず、ゆっくりと楽しみながら営業したいと思いますので、皆様には今後ともよろしくお願いします」とある。

(2018年の夏にランサムを訪れたときは、売店舗の看板がかかっていた。残念!)

寂れた町にヤクザはいない

女性一人で切り盛りしている店だが、「昔、網走にもヤクザがいたが、町が寂れ、稼げなくなったのか、今は一人もいない」と懐かし気に話す。

室内にピアノ、ギター、サックス、ドラムなどがあり、かつては大勢の客で賑わっていたことが想像できる。

人との出会いを楽しむ女主人のようだった。帰り際に「元祖わさびの種」をもらう。

まとめ

稚内市出発:9時20分
網走市到着:18時50分
走行距離:352㎞
給油料金:1,587円(@128/13.4ℓ)
宿泊施設:網走セントラルホテル