<7日目> 東北地方ツーリング〈日本海側〉(龍飛崎、義経寺、青森駅、下北半島、大間港)

2021年12月30日

2016年7月3日(土)晴れ
龍飛崎~大間(走行距離221㎞)

朝一番で龍飛岬に行き「津軽海峡冬景色」の歌碑を見ます。義経寺の急階段を上ると、汗びっしょりです。地元の人に声を掛けられますが、人懐こくていいですね。夏泊半島の付け根を横断し、野辺地から陸奥湾を左手に下北半島を北上し、本州最北端の大間崎を目指します。海の向こうは北海道です!!

風の岬・龍飛に立つ

🏍️バイク旅7日目、スタートです。

津軽半島最北端、龍飛岬に立つ

7時半朝食。昨夜の宿泊客と国内旅行や海外旅行などで話が弾み、8時45分に散会する。龍飛岬に向かい、石川さゆりの「津軽海峡冬景色」の歌碑を見る。昨夜はビュービューと風が唸り、建物が揺れた。「龍飛崎には龍が飛ぶがごとく1年中強い風が吹く」と言われていることに納得である。

急な階段を上り、義経寺を参詣

津軽海峡を見ながら339号線を南下すると、ゴジラに似た岩を見つけ、停車する。海で昆布を採ってきたという地元の人に会い、「東京から来たのか、自分の兄は埼玉の鶴ヶ島にいて、帰ってこねえ」と話しかけてくる。

しばらく339号線から280号線(松前街道・奥州街道)を走ると、義経寺が見えてきた。この寺は、源義経が頼朝に追われ龍飛崎まで逃げて、「荒れ狂う海を前に観音像に祈ると、3頭の龍馬が現れ、海峡を渡ることができた」という伝説の寺である。汗を拭きながら急な階段を上り、第19番札所の義経寺を参詣する

帆立カレーは美味かった

280号線を南下中に「青函トンネル入口」の標識を見かける。本州と北海道を結ぶ青函トンネルの入り口付近で北海道新幹線の出入りする様子を鑑賞できるようだ。半島をぐるりと南下し、JR青森駅に到着。民進党の岡田代表(2016年当時)が駅前広場で地元候補者の応援演説をしていた。駅構内のレストランで、昼食に帆立カレー(スープ、サラダ付き)を食べる。帆立がじっくり煮込まれ、ダシもしっかり出ている。とても美味かった。

青森の人は人懐こい

青森駅から4号線に出て、しばらく走った所でバイクを停める。地図を見ていると地元の人が小走りに寄ってきた。「自分は若いころ長距離運転手をやっていて、立川、八王子、相模原と16号線をよく走っていた」と私の№プレートを見ながら、懐かしそうに話しかけて来る

浅虫温泉から野辺地へ

4号線で夏泊半島の付根を横断し、県下有数の歓楽温泉「浅虫温泉」を通り、野辺地方面に向かう。ちょっと寄り道して野辺地駅(青い森鉄道とJR東日本)に立ち寄る。野辺地の気候は、ヤマセの影響を受け1年を通じて冷涼であり、冬は県内でも有数の豪雪地のようだ。

下北半島はマサカリ半島

下北半島は、そのユニークな形から「マサカリ半島」とも呼ばれている。279号線(むつはまなすライン)で、マサカリの柄の部分(陸奥湾側)を駆け上がる。原野を走るような荒涼とした風景が広がる。途中、道の駅「よこはま菜の花プラザ」に立ち寄り、「菜の花ソフトクリーム」を食べる。菜の花が練りこんであるのか、うっすら黄色いソフトクリーム。食感は菜の花かな?暑かったのでペロリと食べた。駐車場で大間ナンバーのバイク3台のライダーと会った。また、網走在住の乗用車のご夫婦はフェリーで苫小牧→青森に来て、これから太平洋側を旅行のご様子。

♪旅人よ」風にふるえる緑の草原

むつ市内を通り、279号線は338号線へと変わる。陸奥湾を左手に見ながら、アップダウン連続の快走路をグングンと北上。行き交う車も少なく、まさにマイ・ウエイである。

脇野沢から山間に続く道は「ワインディングが続く山岳ハイウェイ」といった感じだった。
さらに北上すると、仏が浦の海岸沿いには突き出た巨岩や奇岩が連続してそびえ立つ。荒波に削られた自然の造形美である。

明日のフェリーを予約し、大間崎へ

17時15分頃、途中でバイクを停め、明日の午前7時00発の津軽海峡フェリー「大間→函館便」を予約(4,830円)する。338号線(海峡ライン)を北上すると、マグロで有名な本州最北端の大間崎に辿り着く。漁港前で「大間町海峡保養センター」の看板を見て電話を入れる。16時30到着。早速、温泉大浴場に入る。センター内で夕食を取り、ビールを飲む。あ~最高にしあわせ!!

まとめ

龍飛崎出発:9時30分
大間港到着:18時30分
走行距離:248㎞
給油料金:1,523円(@121/12.6ℓ)
宿泊施設:大間町海峡保養センター