「旅のテーマとは?」日本一周バイク旅のネタ探し
こんにちは、“ n-tabibito ”です。
ひとり旅は、自由気ままでいいですが、何らかの目的があるといいですね。
旅にテーマがあれば、充実した旅ができます。
そして、次の旅への期待も膨らみます。
本ブログで「旅のネタ探し」とわたしの「旅のテーマ」をご紹介します。
旅にはテーマが要る
わたしは、幼少期、学生時代、会社員時代を含めて、自らのテーマで旅したのは「日本一周バイク旅」が初めてである。
これまでパック旅行やお任せの旅行ばかりだったので、観光地などの記憶もない。ましてや、旅の醍醐味もない。
旅に出ようといっても、どこへ旅するのか?
何も決めずに、漫然とバイクを走らせるだけではつまらない。
旅のテーマに即した行き先が決まっていれば、爽快な走りができるはずだ。
そのためには、限られた日数や目的を明確にしたうえで、旅のテーマを絞り込む必要がある。
自分だけの旅をつくる
「旅」には、いろいろな旅先があり、いろんな旅のスタイルがある。
旅を誘発する要因となるものは、年齢層によって違うかもしれない。
若者ライダーなら、旅のテーマに「日本の絶景ロードを走る」を選び、ワインディングを楽しむことができる。また「最北端や最南端の岬めぐり」もドラマチックでいいだろう。
中高年ライダーなら、「名湯・秘湯に浸かる」「名城・古刹を訪ねる」といった旅のテーマもいいだろう。
どれを選ぶかは個人の自由である。
こんな旅のテーマもある
「旅」という言葉を国語辞典で引くと、こう書かれている。
・故郷を離れて一時よそへ行くこと。
・ある期間自分の家をはなれて、よその土地へ行くこと。旅行。
仕事や日常のしがらみから離れ、自分だけの旅をしたくなるときがある。
そんなとき、「♪津軽海峡冬景色」(石川さゆり)という歌が頭に浮かぶ。
「上野発の夜行列車 おりた時から青森駅は雪の中~」と、たった2行で上野から青森へ行き、連絡船に乗り、竜飛岬を見ている。
歌は自由自在に旅ができる。バイク旅も、軽やかな旅でありたいものである。
日本には、自然を代表する山と海がある。
四季それぞれに多様な表情があり、旅人を惹きつける。
南北に細長い日本の各地には、育まれた風土があり、文化がある。
旅のテーマに、こんなネタはいかがだろうか?
①土地のグルメを求める旅
食事はツーリングの中で大きなウエイトを占める。できれば、その土地のものを食したい。
ご当地ラーメン巡りもいいだろう。海の幸、山の幸のグルメを求めてのツーリングもある。
②世界遺産を巡る旅
北海道の知床半島から沖縄の琉球王朝の歴史まで、世界遺産めぐりも楽しい。
山々や農村部の美しい五箇山の合掌集落のスケール感は、胸を打つ。
③雄大な絶景ロードを走る旅
山岳地帯の爽快なワインディングロードを走る。バイクの最大の楽しみである。
その絶景ポイントに到達するまでが、すでに至福の時間でもある。
④歴史の息吹に触れる旅
江戸時代の名残を残す旧街道や風情のある町並みを巡る旅もいい。
熊野古道や鄙びた風景が旅情を誘う木曽路などを旅のフィールドに選ぶのも忘れ得ぬ思い出となる。
⑤名城・仏閣を巡る旅
歴史や文化が色濃い城や神社仏閣を巡るツーリングも楽しい。
古城の威容を感じながら、古情緒の漂う城下の町を走るのも爽快である。
⑥最果ての岬めぐりの旅
峠や岬の先端に立ち、目前の雄大な景色と対峙する。最北端や最南端を目指す旅もいい。
ライダー同士の出会いもある。そこでの出会いが旅の醍醐味を増してくれるだろう。
⑦アウトドアを楽しむ旅
大自然の中に身を置く。満点の星を見上げながら、キャンプするツーリング旅もある。
焚火の日を見つめ、煙りに包まれながら、見果てぬ旅へと思いを馳せる夜もいい。
⑧名湯・秘湯に浸かる旅
全国各地にある名湯、山間の秘湯を訪ね、極上の時間を過ごす旅もある。
湯気の立ちあがる歴史情緒溢れるお湯であれば、なおよし。
⑨伝統的な祭りを楽しむ旅
全国各地には伝統的な祭りがある。日本の伝統や文化に触れるツーリングもいい。
イベントを行う人、見る人が一体となり、そのイベントが巻き起こす雰囲気を共有するのも楽しい。
⑩四季折々の季節を楽しむ旅
北海道のラベンダー畑など、四季折々の美しい風景を見てまわるツーリング旅もある。
自然は多様な魅力を包含し、旅人を惹きつける。自然の中で過ごす非日常性が楽しい。
わたしの「旅のテーマ」
わたしは、定年を迎え、心の余裕と自由になる時間を持てるようになってきた。
バイクで知らない町を走り、城や岬を巡りたい。
見知らぬ土地の風土や人情に触れてみたい。
バイクでしか感じることのできない風に吹かれたい。
このような好奇心から日本各地を巡る旅を計画した。
わたしの旅のテーマは「北海道から沖縄まで ― 城と岬を訪ねて」である。
具体的には「海沿いに比較的近い城」と「到達証明書を発行している岬」を中心に巡り、それらを繋いでいく旅である。
城と岬に限定するというワンパターンの旅に固執する必要はない。
旅のルート先にはバラエティに富んだ旅が待っている。例えば・・・
「函館から日本海沿いを北上し、白神岬に立ち寄る。近くの松前城を見学し、乙部温泉に入る。
瀬棚から長いトンネルを数本抜け、積丹半島の付け根にある神威岬に立ち寄る。
余市のニッカウヰスキー工場を見学し、小樽運河を見学する」など。
まとめ
わたしは、ツーリングを繰り返すうちに、バイクで旅することの楽しさを味わった。
バイクだからこそ、その思い出は特別なものとなり、人生を豊かにしてくれる。
自分流の「旅のテーマ」を持つと、あなたの人生にも大きな足跡を残してくれるはずである。
旅のテーマに即した行き先が決まれば、あとは旅支度だけですね。(笑)
(参考)
「到達証明書」を発行している岬
1.宗谷岬(北海道稚内市)―日本最北端証明書
2.納沙布岬(北海道根室市)―納沙布岬到達証明書
3.襟裳岬(北海道えりも町)―襟裳岬到達証明書
4.地球岬(北海道室蘭市)―地球岬到達証明書到達証明書
5.大間崎(青森県大間町)―本州最北端大間崎到達証明書
6.潮岬(和歌山県串本町)本州最南端訪問証明書
7.毘社ノ鼻(山口県下関)―本州最西端到達証明書
8.足摺岬(高知県土佐清水市)―四国最南端足摺岬到達証明書
9.神崎鼻(長崎県佐世保市)―日本本土最西端訪問証明書
10.佐多岬(鹿児島県南大隅町)佐多岬到達証明書
最近のコメント