地図派経験者が語る!日本一周バイク旅の計画:5つのポイント
こんにちは、“ n-tabibito“です。
わたしの旅の相棒は、赤と白のボディ・・ホンダCB1300スーパーボルドール。
あなたが日本一周ツーリング旅をするなら、極力、ナビを使わないことをお勧めしたい。
なぜなら、旅の楽しさに潤いが増し、旅行記にも豊富な材料を与えてくれるからだ。
こう書くと、本当にそうだろうかと疑問に思う人もいるかもしれない。でも大丈夫!
本ブログで、地図頼りの日本一周バイク旅の楽しさと計画の立て方をご紹介しよう。
■日本一周に定義はない
日本一周に関する定義はなく、人それぞれの回り方でよい。
わたしの定義は「北海道から沖縄まで日本列島を海側に沿って走ること」である。
はじめて日本一周ツーリングを考えている人は、不安と高揚感でいっぱいかもしれない。
実は、わたしもそうだった。
見知らぬ土地を走るのだから、なおさらである。
「遠くへ行きたい」という歌がある。
・・・♪夢はるか一人旅
日本一周ツーリング旅は、難しいことじゃない。
ツーリング旅程表を作れば、地図でも回れる。
ポイントを押さえた計画を立てれば、旅の楽しさは増す。
■料理の献立とツーリング計画に共通点がある
あなたご自身で料理を作るシーンを想像してごらん。
ツーリング計画の立て方は「お料理の下ごしらえ」と共通点があるかも?
料理の9割くらいは「下ごしらえ」といわれ、地味な仕事である。
下ごしらえの仕方ひとつで、段違いにおいしくなるという。
ツーリング計画も同様だ。「下準備」は地味な作業である。
下準備次第で、旅は段違いに楽しくなる。
出発前の「机上ツーリング」と思えば、苦にはならないだろう。
■旅の仕方はいろいろ
旅の仕方は、いろいろあっていい。
健康で所要のお金と時間さえあれば、日本一周ツーリング旅はできる。
日程に制限があれば、分割でもいい。
わたしの場合、家族の分割論を意に介さず、一気に日本列島を64日で駆け巡った。
■あなたはナビ派?
「今どきナビを使わないの?地図を見るのが苦手だけど・・・」
ナビは、現在地と目的地を入力すれば、走行距離と走行時間を教えてくれる。
ナビが変な指示をしなければ、ピンポイントで目的地に行ける。
しかし、目的地までほとんど人と会話する機会がない。道に迷うこともない。
■あなたは地図派?
地図頼りのツーリングは、脳の刺激によい!
なぜなら、ルートや時間配分をすべて自分で決めなければならない。
走行中も一瞬でルート変更を判断しなければならない。
地図どおりに走っても道に迷うことはある。そのときは地元の人に道を尋ねる。
■地図頼りのツーリング旅のおすすめ
日本海側、太平洋側の海側を走るなら、迷うことは少ない。
迷ったなら、海側に向かって進めばよい。(超楽観的?)
わたしの旅程表なら、極端に言えば、地図なしでもツーリングはできる。
初めての日本一周ツーリングは、地図頼りのツーリングを勧めたい。
どうしても目的地が分からなければ、ナビを使えばよい。(ちょっと安心かな?)
これから、ツーリング計画5つのポイントを一緒に考えてみよう。
日本列島の回り方を決める
日本列島を一周する場合、時計回りか、反時計回りかで景色は変わる。
あなたの回り方はどちら?
わたしは、時計回りで走ることにした。
理由は簡単。
「走行中、左側に海が見える方が快適だろう」と思っただけ。
北東から南西へ弓なりに約3千キロにわたって連なっているのが日本列島。
好きな場所からの旅立ちで構わないが、一般的には居住地からだろう。
わたしの場合、関東・甲信地方を通り、新潟県を起点に北上するルートとした。
コース別のツーリングは、記憶に残り、旅行記やブログを書くとき、役に立つ。
ツーリングコースの順番は、以下のとおりである。
- 関東・甲信越地方ツーリング(往路)
- 東北地方ツーリング(日本海側)
- 北海道一周ツーリング
- 東北地方ツーリング(太平洋側)
- 関東地方ツーリング
- 中部地方ツーリング
- 関西地方ツーリング
- 関西・四国地方ツーリング
- 四国地方ツーリング(太平洋側)
- 九州地方ツーリング(太平洋側)
- 沖縄本島一周ツーリング
- 九州地方ツーリング(東シナ海側)
- 中国・北陸地方ツーリング(日本海側)
- 関東・甲信越地方ツーリング(復路)
旅のテーマを決める
毎日、見知らぬ土地を走る。ツーリングそのものが楽しい。
途中、観光地を巡ることも楽しい。
限られた時間で、南北に長い日本列島をツーリングするなら、ツーリングのテーマを決めておきたい。
あなたなら、何をテーマに選ぶ?
美味いグルメや岬めぐりなど・・・?
わたしは、旅のテーマに「城と岬めぐり」を選んだ。具体的には
城めぐりなら「海沿いに比較的近い城」
岬めぐりなら「岬到達証明書を発行している岬」とした。
「えっ、城と岬めぐりだけ?」と思うかもしれないが、二つのテーマでも結構楽しめる。
全国の城と岬を巡った数は合計86ヶ所もある。
- 城めぐり:61ヶ所
- 到達証明書をゲットした岬めぐり:10ヶ所
- その他岬めぐり:15ヶ所
特に、岬の突端をライダーは好むようだ。
全国各地のナンバープレートと集うライダーにビックリ。 そして、いつの間にか、ライダー同士の会話が弾んでいる。
ツーリング2つの決め事
ツーリングの仕方は、人それぞれ。
自分なりのツーリングのこだわり、ポリシーがあるとよい。
あなたは、日本一周計画にあたり、どんなこだわりをお持ちだろうか?
わたしは、以下の2つの決め事をした。
- 到着した先で宿を探す。
- 高速道路を使わず、一般道を基本とする。
「宿を決めずに走るなんて無謀!」・・・と思っているあなた。
わたしは、基本的に、夕方の切りのいいところで宿を探す旅とした。
大きなイベントをやっている地域では、宿は取りにくい。
それ以外は飛込みでも宿は取れるものだ。
仮に宿が取れなくても、次の町で探せばいい。バイクはその点身軽だ。
一般道路を走り、道に迷いなさい!
そうすると旅の魅力が増す。
えっ、なんのこと・・・・
あなたは、町角で道を聞かれたら、どうする?
困っている人がいれば、親切に道を教えるだろう。
場合によっては、話に花が咲くかもしれない。
わたしは、道に迷うと、地元の人に道を尋ねる。
地元の人やタクシー運転手は、親切に道を教えてくれる。
ときたま、間違った道を教えられることもある。
タイムロスも、旅の要素と思えばよい。
「わたしも観光客ですよ」と言う人もいる。
話の展開によっては、いろいろな情報を交換することもできる。
コンビニで道を教えてもらい、ホテルを紹介してもらったりもする。
ツーリングの旅程表を作る
何ごとも事前の準備が大切。勉強も仕事もしかりである。(ちょっとえらそうに?)
「段取り八部の仕事二部」のことわざがある。
事前に、周到な計画を立て、リサーチを行えば、ツーリングはやりやすい。
そうはいっても、どこから手を付けたらいいのだろう?
あなたなら、もう頭に構想が浮かんでいるかもしれない。
北海道はどこから上陸しようか?単にツーリングするだけでは面白くない。
・・・ということで、わたしは、バイクの旅行本や戦国武将の城の入門書、ツーリングマップルなどを購入し、以下のような準備を進めた。
関東・甲信越、東北、北海道、中部・北陸、関西、中国・四国、九州・沖縄の計7冊の地図をもとに、走行ルートをなぞり、ルート上にラインマーカーを引く。
ルートが決まれば、ルート近くの観光地を洗い出す。
観光地の歴史や町の風土などを知って見るのと、知らずに見るのとでは感動が違うはずだ。
では、「机上ツーリング」をしてみよう。
国道〇〇号線を北上し、〇〇交差点を右折し、△△号線を北西へ約5㎞進む。△△城に到着。
往路から復路までのルートと観光地を1日毎にまとめ上げる。
予想される1日の走行距離を推測しながら、走っているような感覚で旅程表を作る。
この旅程表をタンクバックに置く。
「つぎは〇〇号線から〇〇号線だな。さらに〇〇交差点を左折すると目的地だ」と。
事前に走行ルートを決めて走ると、道路事情や町の雰囲気などが記憶に残る。
休憩の都度、手帳に記憶に残ったことをメモしておく。
旅程表とメモ帳は、旅行記を書くときに役立つ。当然ブログ記事作成にも役に立つ。
わたしの場合、ミニパソコンを携帯し、宿でその日のうちに、旅程表をベースに旅行記の下書きを書いた。
64日間コツコツと、記憶が鮮明なうちに!
携行するバッグは3つ!旅は身軽に!
長旅をする際、何を持っていくべきか。
最初は気負ってしまい、あれもこれもと準備すれば、バッグからはみ出す。
あなたも、こんな経験をしたことはないだろうか?
わたしの場合、テント泊ではないので、以下に持ち物を限定した。
- シートバッグに3日分の着替え、洗面具、予備のGパンと靴、ミニパソコンなど収納。
- タンクバッグにツーリングマップルとレインウェアを収納。
- ウエストポーチに財布、スマホなどの貴重品を収納。
その他雑多なものは、あれば重宝するが、意外と使わないことが多い。
■旅をしていると気づかされることがある。
- 3日分の衣類は、日別にまとめると便利。
- その他の物は、用途別に区分けするとバックから取り出しやすい。
- フェリーの中では、サンダルが便利。
- 街歩きは、バイクシューズからスニーカーに替えると楽である。
- ツーリング中の必須アイテムとして、針金は役に立つ。
- アクシデントに見舞われたときは、布テープも役に立つ。
例えば、クラッチレバーやナンバープレートが破損したときなどに役立つ。
荷物は、バイクの身軽さ、機動性が損なわれない程度にまとめるといい。
まとめ
念願の日本一周を終えたときの達成感には、格別なものがあります。
旅先で素敵な方々との出逢いもあり、旅って本当に素晴らしいですね。
本ブログ「地図頼りの日本一周バイク旅の楽しさと計画の立て方」が あなたのツーリング計画に役立つならば、うれしいです。
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